2009-12-26

遅ればせながら感謝 -KURE MoSo-

















Photo by Taromix


MoSo  初参戦。

DJ New Otani 初プレー。

道化 ほぼ 初挑戦。

MoSo Clowns 225 の旅は続きます。

新たなる一歩、踏み出しちゃった。

One Step Beyond

妄想メンバー全員に感謝。




2009-12-22

今夜渋谷で


待ってます。



















同じ誕生日を持つ友人のDNAは侮れない。

いつの間にかこんなフライヤーまでこしらえちまって。

Rich Jazzman is my partner tonight.

彼が奏でるであろう音とともに
道化に戻る


KURE Moso 21時スタート。

MoSo Clowns by 225  1時30分スタート。



青山・蜂にて


待ってます。
                

2009-12-18

corteo と MoSo と ハンナ














先日観てきました。

シルク・ドゥ・ソレイユ

コルテオ。

何もかもが交錯する世界観。

小さいときの何となくの懐かしい感じや、せつない感じや。
おとなになった(つもりの)ときの、過去への振り返りや、未来への不安や。

想像と現実を行ったり来たりする現在や。

こんど、MoSoにて道化をするにあたり
その試みへのヒントもらいました。



















−−−−−−−−−−-−−−−−−−−−−

今日、「ハンナのかばん」の今年最後の公演を終え
新たな旅へのスタート地点を見つけました。














 −−−−-−−−−-

どうも
その
繰り返しらしい。

繰り返しのなかで
螺旋階段を昇るかのように
旅を続けて行くだろうと
妄想を振り返る

道化。

2009-12-13

my new girl friend

she's so lovely.

i got to meet her at Bean's Bicycle Inn in Nakano.

they rock

今夜も高円寺から新宿を通り過ぎ、外苑を抜けて麻布へ。所要時間25分、でした。
言うまでもなく、中央線や南北線と競争した次第です。

勝った。

KURE MoSo デビューします DJそして道化として。



















ついにMoSoデビューです。知るヒトぞ知るイベント。
妄想好きが集まって、各々がDJになり好きな音をかける。
これまでにもキャンプ場やお寺、海やクラブで開催してきた。

俺の大好きな妄想仲間だけに、いつか俺も・・・とはや2年、ついに参戦します。

ロックかけます。原点な音、いっぱい流します、いや、流してみます。
垂れ流しはしません。意図を持って盛り上げます。

そして、常にやりたいと思っていたこと。

道化。

演じます、いや、演じてみます。

俺と誕生日を同じくする、Rich Jazzmanと。
彼が回すJazzyな音とともに道化を演じます。

MoSo Clowns by 225

225

誕生日から命名したユニット名。これからも色々な妄想をしていくだろう、ユニット。


道化と妄想

俺の中ではとてもビンゴなんです。

夢が現実を超越しちゃう感覚。

今もRich Jazzmanが選曲した音を聞きながら、どんな道化に、と妄想中。

BE THERE.

KURE MoSo
12月22日(火曜日-天皇誕生日前日) @ 青山"蜂" 
21:00~朝まで

以下、当日のメニューです。俺は夜9時から音をかけ、明朝1時半から道化に。
Click the menu.



















詳細は:http://ameblo.jp/web-moso/ にて

2009-12-03

動くな、死ね、甦れ!

映画のタイトル。
また悔しい思いに。

凄まじいタイトルだ。

映画も凄まじかった。

立て続けに凄まじい映画に出会えてラッキーだなと心から思う。

人が人を描く。
それが映画の真髄。

第二次大戦後のロシア極東地帯に住む子供と家族と人間とを1989年に白黒映画で創った監督・ヴィターリー・カネフスキー。54歳にして90年のカンヌで新人賞を受賞。

きっとDVDでも観れると思うけど
スクリーンで観れた僕はラッキーです。

映画の中の情景が脳裏にこびりついてます。

4日まで渋谷・ユーロスペースにてレイトショー。

2009-12-02

it's a beautiful night tonight

walking along home
alone at night
i saw a girl
looking up at the sky
the moon was there
so bright and so round
brighter than the city lights
i will call my girl and tell her
it's a beautiful night tonight

母なる証明

何が悔しいって、隣の国でこんな映画が創られている、ということ。

こんなにも素晴らしい俳優さん達がいる、ということ。

監督・ポン・ジュノの演出力には圧倒されます。
人間に対する洞察力が痛々しいほど鋭いんです。

いやぁ、悔しい。
この悔しさ、糧にします。

2009-11-30

今年最後の演劇ワークショップだぞ

年の瀬感、まったく感じてないのですが、「今年最後の」という決め台詞、使わせて頂きます。

渾沌とした多様性実現のため、様々なジャンルの人求む。

以下詳細:

大谷賢治郎演劇ワークショップ vol.13

12月6日(日)
16~19時
TFS幼児教室 自由が丘校
目黒区自由が丘2-19-8
参加費 2000円
開催場所のHP http://www.tfs1965.co.jp


参加希望者は
mapro@gol.com
まで、ご連絡を。

2009-11-28

東京物語

中野 光座にて
かつての名画座

昭和の残像。

それがまたひとつ
都市計画の名のもとにおいて 消滅する。

小津安二郎の名作が演劇として、この空間にて最期の灯火を灯しています。

家族を振り返りたい人
かつての名画座を振り返りたい人

是非。

芝居は30日迄。

新・転位21公演
東京物語
山崎哲・演出

中野光座にて

2009-11-19

はは はた を おる 母、機織る。















母が久々、機(はた)を織る。

腰が痛い、と言いながら。
こうしたら、ああしたら、と言いながら。

俺の引越に備えて。

手前みそですが、うちの母、機織りやらせたら、右に、いや、左にも上にも下にも、斜め向こうにも出るものなし。

モノを創る人というのは、生かすも殺すも、その周りにいる人ありき。
その周りにて気付く人ありき、

なのかな。

2009-11-10

THIS IS IT

まさに This is it.

訳すと

これしかない。
これで最後。

これでしょ。

つまり、確信。








昨夜、久々一人で映画館へ。
近所にある品川プリンスシネマ。

一人、映画館に向かってブラブラ歩きながら、メールをチェック

アメリカに住む幼馴染みから受信。

THIS IS IT

"もう本当に素晴しいの何の、やっぱりマイケルがいかに芯からのアーティストだったかが
あらためてわかって、全て超越してた。
マイケルを始め、バンドも強烈上手いし、もう超一流。
ダンサーの子達も喜びと感激で興奮状態、

でも本当に突然マイケルが亡くなってツアーも何もかもなくなって
その時の失望感を思うと、こっちも切なくなっちゃった。。。

やっぱり凄いひとだったわ、彼 とあらためて。

まだ観てなかったなら、絶対よ!
最初のシーンから涙が溢れてしまいます。

またゆっくりメールするね!"

超びっくり。思わず空を見上げて
接点になるだろうお月様を探す。

そして
普段行ってたときの感覚で映画館に入ろうとすると、

すいません、これは6階の映画になります、扉右側のエスカレーターで・・・

うわぁ! 思わず叫ぶ、公共的小さな叫び。

スクリーンがバカでかい。
スピーカーが沢山ある。

予告編だけで吸い込まれて行く。

そして、いよいよ本編。

つい、具体的に書き出したこと消去。

言えること

冒頭から鳥肌。

ものすごく具体的に書きたい気持ちを抑えつつ。

冒頭から鳥肌。

多数の人間が関わる仕事に関わってる人、必見。
多数の人間とひとつのモノを作ろうとしている人、必見。

トップに立つと言うことはどういうことか。
トップの人間と関わるとはどういうことか。
トップに立つ人間の繊細さ、俯瞰な視線、そして謙遜と真剣。

ダメだししているときでも、必ず口にすることば

相手に必ず敬意を払っていることば

LOVE

マイケル・ジャクソン。
Michael Jackson

そして、ふと思うのです
どうして、LOVEを提唱している影響力のある人たちが謎の死を遂げているのかを。

Michael says,

もしこの世界を変えたいのなら鏡を見ろと。

Let's do IT.


2009-11-06

ロト 5年前に撮った映画 ついに上映 池袋にて


監督・甲斐田祐輔の作品。


共演者、eastern youthの吉野寿さん、田口トモロヲさん、清水ゆみさん、など。

11月21日(土)より一週間限定レイトショー。連日21時より。


是非観に行ってみてください、な。

詳細は:http://www.kathmandu3.com/lotmugen/ にて。



僕が初めて出た映画、「RAFT」の監督、です。





















以下予告編。

2009-11-04

演劇ワークショップ #12













ワークショップ、どんどん面白くなってきてます。

面子も然り。
内容も然り。

前にも書いたけど、面子に応じて、面子と向かい合って、こちらも現場でやる内容を変えていく。本来の芝居作りの緊張感。

だから、こっちも教えてるって感覚よりも、チャンスをもらってる感じ。

普段できないこと、普段したいけど普段だからできないこと。

いま幼児、小学生、中高生、実際に演技してる人、ビジネスマン、or ウーマン、主婦or主夫、もしくはどのカテゴリーに当てはまらない、当てはまれない混在チームなど対象のワークショップの在り方を模索中のなか。

参加でも見学でも。
飲みに来るだけでも。

11月15日 日曜日 夕方5時から8時。自由が丘にて。2000円。

場所は TFS幼児教室(東京体育専門学校)の広い体育館で。動きやすい格好で。

来れる方、メールにて連絡されたし。mapro@gol.com

*因みに写真は、ワークショップでの1ショット!

ではありません。パリから送られてきた大好きな写真なので、なんとなく、ワークショップに因んで。







2009-11-03

ジャコメッティ 撮影 モッズコート 朝6時 原宿にて

朝4時36分起床。

超久々の早起き。

昨夜の呑みもなんとやら、早朝の空気は澄んでいて、心地いい。

まだ太陽が出る前の祭日の朝、山手線に乗る。
あらら、色んな人が乗っている。

原宿到着と同時に朝日が昇る。雲一つない空の下、20名以上の男どもと女子1人、一斉にモッズコートに着替える。

圧巻。
眩しい光景。

7度の冷たい空気だから、何もかもが眩しい。

早起きは三文の徳とはこのことか。

閑散とした原宿で、十人十色の集団が颯爽と

歩く

表参道を
歩道橋の上を
明治神宮の鳥居の前を
代々木公園を。

歩く。

近々ある媒体に掲載される写真群。

詳細は追って。

いい仲間が揃った、
いい仲間を揃えた、ジャコメッティに感謝。

撮影終了、朝8時半。
みんなでビールで乾杯した。

さらば青春の光
にあらず、
勘違いでもいい
青春の光との再会に乾杯。

2009-10-31

十二人の怒れる…by ニキータ・ミハルコフ



















知ってますか、ロシアの監督、ニキータ・ミハルコフ。

ケン・ローチや、クリント・イーストウッドと同様に尊敬している監督。

今そのタイミングで、自分が伝えたいこと、伝えなきゃって思っているだろう監督。

ロシアの現実と重ね合わせて、もともとはアメリカの戯曲を映画にしてます。

戯れる曲、か。

日本でも陪審員制度、いつの間にか始まってます。

久しぶりに、あっDVD買いたいかもって思う映画なり。

維新派 ろじ式

ようやく観れた。

大阪の劇団。

常に野外に劇場を求め。

ことばを遊び
ことばと遊び

ことばと向き合い

紙の上に書かれた二次元のことばの世界を、舞台の上に乗る三次元に変えていく。

台詞ではなく、ことばの連続性が、知らぬまに紡がれていくみたいな。

いやぁ、マジ観れて良かった作品でした。

生きものが標本化されたとき、生きることから解放される。

いわゆる芝居と言う名で括られる、起承転結な物語はそこに存在せず、なのに、もともと、あたかも、自分の中にあった感覚がくすぐられる、みたいな感覚。

感覚?

感触?

なんだかとても懐かしくなる、くすぐったい作品でした。

キリがないので、この辺で。

2009-10-21

センポ・スギハァラ いい芝居でした


単刀直入に言います。

観に行ける人、観に行ってください。

劇団銅鑼公演
「センポ・スギハァラ2009』

今週末、日曜まで池袋の東京芸術劇場でやってます。






戦時中、ポーランドからリトアニアに行き場を求めたユダヤ人たち。
彼らに対して行なった、リトアニア日本領事代理・杉原千畝が自ら決断した行動。

戦争という狂気の時代において、とある日本人がとった行動。責任ある立場の一人の人間の行動。

勇気ある人の行動は、人の心を打ちます。

むしろ、今パレスチナの土地にいるイスラエル人に見てほしい作品でした。

かつて行き場を失った人々が、これ以上、行き場を失ってしまう人を作ってはいけないと思うし、
かつて行き場を奪った人々が、これ以上、行き場を失ってしまう人を作ってはいけないな、と思うのです。

この地球上において、かなりいい脳みそをもらって生まれてきた人間。
その脳みそ、いいことに使いたいもんです。
この星を良くするも悪くするも、かなり人間次第。

芝居観に行ける人、観にいってくださいな。

以下ページにて詳細を。

ランチ・ミーティング 訳して 昼飯打ち合わせ 初参加














写真は5時過ぎの東京の西の空。校舎から。

ずぅっとずぅっと気になってた場所。
ずぅっとずぅっと前から行ってみたかった場所。

ようやく行ってみた。

東京・池尻にある『ものづくり学校』

モノを創っている知り合いが多く出入りしている場所で、行く機会もこれまでにもいっぱいあったにも関わらず、なぜだろう、今日初めてお邪魔してきました。

廃校になった学校に、創造することを目的としたいろんな人たちが、嘗ての教室に事務所やらスタジオやらお店やらを構えている。

そこで行われている、メディアサーフ主催のランチミーティングに参加。映像創っている人、農業に関わっている人、靴を創っている人、人と人を繋げている人、お宝を探している人、学校を創っている人。
さくっと顔出してお暇するつもりが、あまりにも居心地がよく、だらだらと6時間以上いさせてもらいました。

すいません。

最終的には、今夜どこか別の場所で会う予定にしていた、映画監督をも、じゃあここで会いましょう!みたいに呼び込んでしまい。4年前に彼が撮り、自分も出させてもらった映画が来月、池袋で公開されるということで。

居心地よく。天気よく。面子よく。こんなことしたい!じゃ、してみよう!が集約された場所、にて

−−−−−−

今日、池尻行く前に。

「けんさん、いい芝居見たいです。でも一つのいい作品に出会うためには、何本も観なくてはいけなくて。日本人はそこまで飢えてないかもしれません。舞台と観客との距離って、やっぱ、慣れるまで時間かかるから。一度いい作品に出会ってしまうと、その距離って一気に縮まるんだけど。だから、僕は飢えてる。」

「もし、100本観て、1本いい作品に出会えたらラッキーかもね。芝居に限らず、映画も、絵も、音楽も、人も。」

逆説的に言ったら、出会ったものすべて善しと。でも更に逆説的に言うならば、出会いって奇跡なもの。たまたま聞いた話が、たまたま行った場所が、たまたま、出会った人が、ずっと大事に思えるモノになる。

何かしたくてたまらないなと思ってた今日、いい出会いを発見しました。

だから・・・ってのは嘘で、池尻から家まで2時間かけて歩いて帰りました。
流れ星が見たくて。

2009-10-18

未知はおもしろい ー 想像と妄想と ー コーヒーとたばこ

今日は2ヶ月振りの演劇ワークショップをしてきました。

色々なネタを考えては行くのだけれど、実際は現場の参加者の空気で創っていくものなので、今日も現場でああしたい、こうしたい、と思いながら。それをやってみる参加者の方々。で、またそれをみて、じゃ、次はこんなことやってみよう、みたいな。

今回で10回目を迎えたワークショップ。毎回、色々気づきをもらい、感動をもらい、課題をもらい。

普段は、当たり前だけど、全く違う生活や環境を生きている人たちが集まってくるワークショップ。だから、こっちも、その度に何ができるだろうと考える機会をもらう。

芝居の本番と一緒で、ワークショップ行く度に、電車の中、緊張している自分。

未知は緊張します。何かしらを用意して行っても。
予定は未定の緊張感。

だからこそ、続ける価値あり、です。

知ることも増やして行きたいし、知らないことも増やして行きたいな。

なるべく、バラバラな面子を増やして行きたいので、興味ある方、連絡くださいな。

今日ワークショップをやってて思い出した映画、Coffee and Cigarettes コーヒーと煙草。
その中の大好きなシーンをUPします! またTom WaitsとIggy Pop。大好きな二人の計画的即興か、無計画的確信犯か、ごらんあれ。かっこつけたり、実は弱かったりみたいな。






2009-10-17

ヴィヨンの妻



















今夜観てきました。
観てきたばっかりなので、まだ頭の中、収集ついていません。
だけど、なにかを書きたくて。

だけど、うまいこと言えません。

つい最近、たまたま母親が若かりしき頃買っただろう80円の文庫本で太宰治を読破中で。

わびさび。

白や黒で判断する合理的なものから全くかけ離れた、とても曖昧な感覚。なのでしょうか。

どちらかというと、人に何かを説明する時、なるべく明確に伝えたいと思ってしまう自分の傾向。でも、ほんとは自分の中で、実はあやふやで曖昧で、歯痒かったりする。

それって、つい恥ずかしいと思っちゃうから、理屈で喋り出す。

その恥ずかしい部分、でも、ほんとはそうなんだよって言いたくなってしまう部分。

わかりにくい説明ですが、そんな映画でした。
つまり、説明をしない映画でした。

この話の主人公は大谷穣治と言います。よけいにドキドキしてしまいました。

松たかこさん、浅野忠信さん、美術、照明、カメラワーク。印象的でした。やられました。

昭和20年代の中野の飲み屋で繰り広げられる話をスクリーンで観て、どうしても赤提灯で日本酒飲みたくなり、煮込みが食べたくなり、渋谷にもかかわらず、まさに!という飲み屋を偶然かはたまた必然かで見つけ、熱燗をいただいて帰宅。

酒亭・千。明治通り沿いにて27年営業中。


2009-10-16

不毛地帯 と トム・ウェイツ と 高校の思い出

今夜久しぶりにテレビドラマを見た。


不毛地帯。

山崎豊子さん原作。大好きな作家です。

で、何よりもびっくりしたのは、エンディング・テーマソング。
色々な思い出がつまっている、僕が一番好きな曲、のひとつでした。

昨夜に続き、今夜もしびれました。

とても曖昧な歌詞。なのに、ドンピシャな曲なのです・・・
戦争のこと、だけを歌ってるわけではないのに、二度と抗いたくないなと思わせる曲です。


僕が高校のときにコピーしたバンド、The Pogues も 同じ題材で歌っています。たまりません。



指示待ち症候群 と ピンクフロイド

以下、友人へ書いたメールなんですが、言いたいこと言えてるような気がするので、ブログにもアップします。

”主体性” 自分の中でも一つの大きなテーマです。それは自分に課せるものではなく、というのも、ある意味、自分はわがままなほど、主体と主観重視で生きてきたもので・・・、演出のような立場に立った時、俳優も含め、関わってくれる方に常に追い求めるもの。全体、それは組織だったり、集団だったり、クラスだったり、大きく括っちゃえば社会だったりなのですが、その中で自分で考え、自分で行動する。

これはある意味、俳優など芸術家の特権であったりする訳ですが、どうしても指示待ちになってしまう俳優が多いような。ときに自分も含めて。それは、演出家のいうことをちゃんと聞くという意味では良いのですが、僕が思う演出家は俳優やその作品に関わる全ての本人が持っているものを引き出す手助けをする役割なわけで、と演出側のときに気づき。

僕はこれを

指示待ち症候群。 と呼んでいます。

日本全体にと言ってしまえば、日本の全てを知らない僕が言うのはおくがましいのですが、少なくとも東京ではそんな気がします。

電車に乗っても、駅で待ってても、エスカレーター一つ乗るのにも、全部、どこかしらからか ”とある” 声で教えてくれる。自分で考えなくても、ぼんやりしてても、全部教えてくれる。
自分で考えなくてもいいような、システムの中に組み込まれているというか。

これは23のときにアメリカから日本に帰ってきて、まず最初に感じたことでした。
いいとか悪いとかではないのですが、アメリカではバスに乗ってても、電車に乗ってても、次の停車駅のアナウンスもない(当時は)。ましてや、つり革におつかまりください、とか、忘れ物にご注意ください、なんて皆無。

こどもたちとワークショップやってても、なんか指示待ってる、って思っちゃう。でも、こっちが機会さえ作ってしまえば、さすが子供の瞬発力、なんとか自分で考えて行動する。これには脱帽です。えっ、自分で考えてやっていいの?みたいな子供たちの戸惑いも、なんかいい。社会としては、言うこと聞いてくれる人たちを育てていく方が、都合良いのでしょうが、個人的には、そういう意味では反社会活動?してるのかも。信号無視を推奨してる訳ではなく、どうして赤くなったり青くなったり、を自分で考えてみて、みたいな。

ここ最近、劇団銅鑼・ハンナのかばんの地方公演の演出をさせてもらってるときも、俳優さんやスタッフさんが自分で考えて行動!みたいな環境づくりに気をかけてきたつもりです。(ですよね?って劇団関係者への振り)
各地方でのワークショップでもいろんな人が来てくれる中、それを一番意識していました。
こっちも思わず、こうして!ああして!って言いそうになっちゃう中で。いや、言ってしまうことも多々。

昨日アップした、マドンナのスピーチも主体性を強く感じるんです。

主体性をもつ人間はどの社会に生きてても生きにくく。マイケルの死を受けて物語るマドンナを見てても、そんなこと感じてました。

主体性を持って生きてきた尊敬すべく、ジョン・レノンやマイケル・ジャクソンも・・・謎の死につつまれてる。WHY?

今日はどんな映像を・・・と思っていて思い出したのが、ピンクフロイドのAnother Brick in the Wall でした。 The Wallという映画。機会あれば是非!


2009-10-15

CHICAGO



















観てきました!
出演者の生き様が、そこに照らし出されている。そんな舞台でした。
特に主演の二人。一人はメキシコ出身。もう一人はカナダ・モントリオールの出身。そんな二人がブロードウェイにてCHICAGOに抜擢され。てって、あとでプログラム読むまでは知らず。
でも、とにかく二人が舞台上で生き生きしているのが、ものすごく美しくて。

みんなそれぞれが、自分の階段を上ってきて舞台上に立つ。俳優である所以。
どんな階段を上ってきたのか。それは計り知れないけど、海の向こうから日本に来て、まさか、日本で舞台を踏むなんて想像もしてなかっただろう、かつての階段上にいた俳優たち。

日本代表・大澄賢也さんも本当に生き生きとしていました。

舞台に立っている俳優が、舞台に立てるのが楽しくてしょうがない!って感じ思わせてもらえる舞台でした。

ロキシー・ハート役、ビアンカ・マロキンさん、必見!

マドンナからマイケルへ


しびれるスピーチです。
原稿も持たずに、建設的に詩的に。

英語もゆっくりときれいです。英語学んでいる方、是非。
上の映像はスペイン語の翻訳付きなので、スペイン語を学んでいる方も是非。

日本語の字幕で見たい方は:


にアクセスして見てください、な。

演劇ワークショップのお知らせ

興味がありそうな人へ。

毎月1度開催しております、一般対象の演劇ワークショップを今月も来週18日(日)に開催致します。

自己解放、コミュニケーションスキルアップ、自由な表現方法の模索、出会いを求めて(笑)など参加者の目的も様々です。

”人前で芝居してください”などと、びびらせるようなことは言いません。僕がアメリカやイスラエルや日本の現場で学んできたことをごちゃまぜに、実際の芝居の稽古やワークショップでやるウォームアップのためのゲームを色々とします。

良かったら遊びに来てください。

大谷賢治郎 演劇ワークショップ Vol.10
2009年10月18日(日) 16:00~19:00
場所:TFS幼児教室 自由が丘校 目黒区自由が丘2-19-8
参加費:2000円
開催の場所のHPです。
http://www.tfs1965.co.jp/

参加したい方はご一報ください!

2009-10-14

幼馴染みと結婚式

高校時代をともに過ごした友達が、小学校からをともにした友達の妹と結婚した。人生の半分以上を共にした面子が集結。再会と祝福のダブルパンチ。ドキドキとニコニコ、みたいな。

15のときから知っている友人が披露宴でスピーチ。鉄は熱いうちに打て!ではなく、熱い鉄はなかなか冷めないぜって思えた。

「もし今日結婚するこの二人が幸せになれない社会がそこにあるとするならば、ぼくらはその社会を変えていかなければならないという責任があると思います。」

社会とか世間は、もともとそこにあるものでなく、うちら人間が作っているもの。
だから、うちらが生きるその環境を良くするも悪くするも、好きな友人を大事にすることから始まる。のかなと。

結婚式、めっちゃキラキラした空気が流れてるんです、人の幸せを祝う会だから。
それでいいと思うんだけどな。それが、いいと、思うんだけどな。

双子の子供たちが、The Beatles の Love Me Do を熱唱してました。最高でした。








2009-09-27

予感・面白くなるかも、という

毎度ながら、ギリギリのご案内、失礼致します。

何が何だかわからないけど、面白そうかもと思って頂ける方、是非とも来て頂きたい公演です。

現在、この時点で、どういう作品になるのかが、はっきりとは言えないのですが...




音楽とことばが好きな方。

ドイツ語の響きと、哲学が好きな方。

700年前の想いと、現代のなりゆきを重ね合わせたい方。

新しい政権と、歴史を照らし合わせてみたい方。

マリンバや、ヴィオラや、フルートや、ピッコロや、サックスや、ドラムや、アコーディオンの生演奏によるアンサンブルと、日本語やドイツ語と、秋の夜長を楽しみたい方。

音楽、演劇、朗読...と言ったことが好きで、尚かつ、そういうことをジャンル分けしないのが好きな方。

今ここに書かれたことなんか、どうでもいいじゃん、と思える方。

10月2日、3日、両国シアターXに遊びに来てください。

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Xレパートリー劇場・日独共同創造演劇プロジェクト 
「ヒペリオン断章」

原作・フリードリヒ・ヘルダーリン
作曲・久保摩耶子
演出・渡邉和子
音楽監督・毛利正

出演・ユルゲン・クロート、大谷賢治郎、猪俣ユキ

演奏・津花幸嗣 (accordion) 西田紀子(flute) 波田 生(viola) 坂口大介(sax) 岩附智之(marimba and percussion)

映像・羽生敏博

10月2日 20時
10月3日 17時・20時

全席自由・一般/4000円 シニア・学生/2500円

チケット予約・シアターX 03-4624-1181













2009-09-14

ドイツ詩人の想い、やっと・・・


急遽、10月2,3日とシアターXにて上演される「ヒペリオン断章」に出演することに。


ベルリン在住の演出家・渡邉和子さんとまた一緒に仕事をやらせてもらうことに。

昨年の「犬婿入り」公演で演出助手をやらせてもらったご縁で、今回も演出助手として呼んで頂いたのですが、演出プランを色々と考えていくなか、ドイツ人俳優と対峙する形で舞台に立つことになりました。

ドイツでいうところのムジーク・テアター、音楽劇の創造実験。

自分にとっては演出の仕事と俳優として舞台に立つという、同時多発テロ実験。


ヴィオラとアコーディオンとサックスとフルートとパーカッションの5人による生演奏です。


ドイツの詩人、ヘルダーリンのことば・・・と音楽、聞きにきてください。

2009-09-11

映画「沈まぬ太陽」出演してます。












昨日、試写会初号を観てきました。

僕が大好きな作家、山崎豊子さん原作「沈まぬ太陽

文庫本にして5冊の原作を3時間22分で見せています。
途中10分の休憩を挟んで。

骨太な作品でした。

人のいのちについて。
向き合える作品です。

組合員の一人として出演させてもらってます。

10月24日公開です。
是非とも観に行ってくださいな!

こころが揺さぶれる映画












先日、久しぶりに映画館に足を運んだ。

「縞模様のパジャマの少年」

ホロコーストを舞台にした映画なんだけど、ホロコーストの映画ではなく・・・
つまり、ナチスによるユダヤ人虐殺の時と場所を舞台にした映画なんだけど、ユダヤ人虐殺の映画ではなく。

史実を超えた寓話。そこから見えてくるものが、こころを揺さぶる。

無知もしくは無垢なこどもから見た現実に対する警笛、をみた。

大人から子供まで、少しでも多くの人に観てほしい作品です。

子供が無知であるのは当然。でも大人の無知は危険です。

観に行ける人は、予告編を見ずに観に行っていただきたい。
なので、敢えてリンクも貼りませんね。

俳優がマジ凄い。

2009-09-01

道化

俳優とは道化師だとおもう。


ある道化師のことば:

「道化になるのに最も重要なことは、”生きる”こと。勉強や読書で知識を得て、練習によって技術を磨くことはもちろん、その上に人生経験を重ねられるかによって、道化の質は決まる。

道化はただ人を笑わせるために道化をしているだけではダメだ。笑いの裏に、人生の喜びや哀しさなど、すべての感情を観客たちに伝える媒介になる必要があるからだ。

もし君がたくさんの人生経験を積んでいれば、いい道化になる素質がある。哀しい経験、滑稽な経験、ドラマティックな経験、そういったすべての経験を舞台の上に持ちこむことができるのだから。

つまり、何よりも大切なのは、舞台の上で誠実かつ純粋であること。つまり自分自身であることだ。」

上のことばの「道化」のところに「俳優」と当てはめることができる、と僕は思う。
これを単なる理論でなく、こころで理解し実践する、そいつがなかなか難しいのだ・・・。

久しぶりにチャップリンを観たくなった。

嵐のあとの静けさ

今日は一日雨だった。

妄想や回想をするにはもってこいの一日だった。

久しぶりに座椅子にボーッと座り、雨音を聞き、
机の周りに溜まった書類を整理し、
散在していたメモを一つのノートにまとめ、
久しぶりにアイロンをかけた。

久しぶりに酒も2日間抜き、肝臓をねぎらった。

散在していたメモには、芝居のアイデアや、聞きたい音楽や、読みたい本、そして行きたいラーメン屋が乱雑に書かれていた。

そのなかのひとつに、役者のしごとは、”どんな価値観も受け止め、’わからない’をなくしていくこと”と書いてあった。

’わからない’を’わかりたい’、それがモノを創る上での原動力なのかもな、と妄想に耽った。

もちろん、まだまだわからないことだらけなのですが。


2009-08-30

みどりの牛と記念撮影















丸の内カフェでの公演「三本足の犬」が終わりました。
来てくださったお客様、ありがとうございました。
そして、カフェのスタッフさんの協力、マジ素晴らしかったです。

丸の内カフェにとってもそのスペースを劇場にするという、初めての試み。
いい空間だったな。

最後そのスタッフさんたちとカフェの前で記念撮影。

公演を終え、思うこと。
映画館に行って、暗闇の中で座席に体を沈め、いい映画を観たいな・・・。

2009-08-27

眼鏡予報

眼鏡スタイリスト・藤裕美さんのウェブサイト、『眼鏡予報』。

彼女による眼鏡のスタイリングと、我らがジャコメッティのデザイナー・永澤成樹氏の服のスタイリングによるコラボが実現、その模様が眼鏡予報にてUPされてます!!

僭越ながら、スタイリングしていただいたのは、おいらです。

ページにアクセスしたら、『眼鏡+』というところをクリックしてくださいな。

ん? 俺なかなか眼鏡似合うかも・・・ちょっと自画自賛。でも裕美さんには、「一般的にスタイリングするには難しい眼鏡ばかりが似合いますね!」と、仰って頂きました。

僕のお気に入りの眼鏡はこの金縁の眼鏡です。














このサイトでは他に、いとうせいこうさんや坂本美雨さんなどが紹介されていて、とてもすてきなホームページになっています。沢山のページで構成されていますので、色々なところに覗きに行ってみてください。

眼鏡をかけたくなります!

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そして、今日からエロイロハス公演『三本足の犬』が丸の内カフェにて始まります。
おかげさまで定員を超えるお客さんが入りそうとのこと、客席数を増席してくれました。
なので、チケットまだの方、是非!あと3時間半後には初日を迎えますが・・・。

2009-08-25

空を見上げて















なんだか最近ずっと緊張しているような。

芝居の地方公演の演出、大人のための演劇ワークショップ、幼児のための演劇ワークショップ、オーディション、まもなく本番の舞台、に向けての稽古・・・。

緊張することはしんどいけど、緊張感を持つことのできる日々、ありがたいっす。

電車の中、ブツブツと台詞言ったり、こんな舞台にしようとアイデアの妄想にはまったり、ワークショップで教えているじぶんの姿を想像したり・・・そりゃ電車も乗り過ごしますよ・・・。

現場に向かう最中、かなり妄想に耽っているようです。

そして、大雨のあとの空。ふと見上げてみました。いや、気づいたら見上げてました。


深呼吸。

三本足の犬まで、あと3日。

The show must go on.

2009-08-21

常に初めてやるかのように







芝居の演出をしながら、よく口にすることば。「いつも初めてやるつもりで。」
いま自分が出る芝居の稽古をしているときでもそれを心がけている。

自分の台詞もわかってて、相手の台詞もわかってて、シチュエーションも稽古や本番を重ねて行くに連れて、実際には理解を深めて行くのだけれど、でも舞台上で起きていること、これから起きて行くことは、「次に何が起こるかわからない」状態でいないとだめ。だって今から「どこに連れて行かれるの?」ってシチュエーションのときに、物語を生身で伝えていく俳優は、その「未知」の状態でなければいけないわけです、稽古や本番やって、実際は知ってるにしても。

予定調和では、お客さんだってドキドキしない。でも本番を何度もやっていくと、俳優ってその危険性を常に持っている。「惰性」という危険。

人生と一緒かも。

ゆうべ、お誘いを受け、アメリカから来ているコーラスラインを観てきた。
ミュージカルと言えば、そこに音楽があって、踊りがあって、なのだけれど、コーラスラインの中で、音楽も踊りもない、照明も一本しかない中で、俳優が一人、舞台に立って、オーディションの中で自分の過去について話すシーンがある。コーラスラインって舞台奥の鏡以外はセットもなにもない。黒い空間の中、ひとり、話をする。劇場はオーチャードホール。かなりでかい劇場。大勢の観客の前でぽつんとひとり。

きっと、その俳優もこの芝居を何度も何度もしてきたのだと思う。
そして、観客はその何度も何度も行われてきたその芝居のその一回を観る機会に至る。

そして、その俳優は、まるで初めて自分の秘密を話すかのように話し始めた。
まるで初めて自分の秘密を告白するかのように話を続けた。
最後まで。

その5分間、もしくは10分間、観客が息を止めて聞いているだろう静寂がそこにあった。
座り直したら椅子のひずみが聞こえてしまうだろう、という緊張感が劇場全体にあった、と思う。

俳優、演出、そしてこの作品のもつ、とてつもない力量を感じた。

日本に来る海外のミュージカルって、なかなかここまでは思えない訳ですよ、緊張感と言う意味で。ゆうべは素晴らしいものを観させて頂きました。



先週までは演出の仕事を。来週は自分が舞台に出る番です。

三本足の犬。



















27〜29日、丸の内カフェにて。最終日は既に完売とか。あと2日も残り僅かとか。
よかったら観にきてくださいな。

2009-08-12

三本足の犬






約1年振りに自ら主宰する、エロイロハス(エロいロハス?ではありませんが・・・)の第三回公演を行います。

相変わらず、全く芝居的空間ではないようなところで、芝居する試み。

今回はオフィス街どまどまど真ん中、有楽町・丸の内カフェにて。

遊びにきてください。

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昨夏の表参道・HP FRANCEでの公演「SEX WAR COMEDY」から約1年、今年のエロイロハスは第三弾公演として、有楽町・丸の内カフェに進出致します。

定員50名3日間限定の公演。

以下、丸の内カフェHPからの詳細です。
なお、ご予約は僕宛にか、直接丸の内カフェまで!


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エロイロハスHP:

丸の内カフェHP:
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この夏、丸の内カフェを劇場空間に見たてた舞台公演を開催します。
あらゆるスペースを独自の劇空間へと変容させる異色の舞台ユニット「Eloyrojas(エロイロハス)」による舞台、新作『三本足の犬』を丸の内カフェにて3日間連続公演します。

登場人物は3人の男。3人が持つ共通の「友人」とその過去。ある日、久々に出会った3人が、お互いに向き合う濃密な時間が中年男の奇妙なタフさと脆さ、悲哀とユーモアが交錯しながら展開していきます。舞台と客席の境を超えて繰り広げられる3人劇。いつもの空間はそのまま舞台装置となり、日常と非日常がまじりあう不思議な世界をお届けします。
いつもとは違う丸の内カフェをお楽しみに。



■ 日程8月27日(木)・28日(金)・29日(土)

■ 開場18:30

■ 開演19:00 (上演時間:1時間10分)

■ 場所丸の内カフェ 2F

■ 参加費3,000円【税込】(事前振込)

■ 定員50名

■ 出演青崎寿幸、大谷賢治郎、牧田侑士

■ 作・演出・映像星野有樹

■ 絵湯沢薫

■ 主催Eloyrojas 

■ 協力三菱地所株式会社

■ 企画運営株式会社イデー


■ 申込方法

1)丸の内カフェ インフォメーションカウンターでの受付

2)メールでの受付
「1.セミナー名 2.ご希望日 3.氏名 4.参加人数 5.メールアドレス 6.電話番号(日中連絡がとれるもの)7.認知媒体」をお書き添えの上、 event@marunouchicafe.comへご応募くださいませ。


■ セミナーの
お問い合わせ
丸の内カフェ 青木・大瀧
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F
TEL 03-3212-5025
event@marunouchicafe.com
OPEN 8:00-21:00 (Sat/Sun/Holiday:11:00-20:00)







ついに!!














ついに、ブログを書く気に?

ついに、芝居をする気に?

ついに、告知をする気に? させていただく気に・・・?

ついに、という以前に、ご無沙汰しております。

最近は、とにかく怒濤の日々。パリからの親愛なる訪問者あり、千葉の砂漠で撮影あり、墓参り+祇園祭り、そして、「ハンナのかばん」の旅公演。

頭の整理を必死にしてます・・・。

今月末にはエロイロハスの公演もありますから・・・・。


2009-07-09

the most beautiful moon














It was the most beautiful 
and 
the brightest moon 
I have ever seen
in my life

last night 
on 0707

ちょこっと演劇のワークショップについて

アルゼンチン、ブエノスアイレスの小学校の場合:

放課後の課外活動において、子供たちの50%がサッカーを、残りの50%は演劇をするという。

日本、東京において:
東京に住む小学生の子供を持つフランス人の母がインターナショナルスクールに殴り込み(誇張ね)、なんで日本には演劇のクラスがないの!!と血管を切らしたという。

ヨーロッパ、南米では小学校で演劇の教育があるのは当たり前、だって、’ひとのはなしを聞く’とか、’自分の思いを伝える’とか、コミュニケーションの基礎が演劇という行為にはあるから。そういうところを養うべく教育がそこにあるべきと当たり前に思ってるんだろうな。

日本は確かに欧米とは違うから、むこうのアイデアをそのまま日本に持って来てもうまくは行かないことは多々あり、と痛感してる人も多いはず。自分も然り。
でも、文化関係なく、コミュニケーションってめっちゃ根源的に大事なもの。
演劇はそれを具体的に学べる創造行為っつうか、表現行為っつうか。

ビジネスの世界では、ロールプレイングってことばで実践されるようなこと。まずは、その立場になって芝居からしてみましょうよ、みたいな。

介護の学校でも、必ずやる。患者さんの気持ちを理解するために。

つまりは人の気持ちを理解する為に。

2次元の壁の向こう側に夢中になってる子供たちに演劇教育って、すっごいいいと思うんだけどな。

もちろん、大人にも。

昨日、おとといと滋賀、愛知にて演劇ワークショップをさせてもらい、改めて色々と感じてきました。

滋賀では高校生と大人が交じって。愛知では主婦の方々と。参加者の皆さんの表現の引き出しの多さに感動させてもらった強硬突破の2日間でした。

余談*滋賀から愛知に移動する際に名鉄の特急に乗ったのですが、名鉄特急と言えば、小田急のロマンスカーばりに一番前が展望パノラマになってるんだぜ!とわざわざ一度買ったチケットの席を一番前に変えてもらったんですが、その際、あまりにも駅員が淡々としてるので、ん?と思いつつ乗ったその座席の前に見えたのは、もはや壁のみでした。

2009-07-04

観に行ける人はGO!



















先日、子供のためのシェイクスピア15周年公演「マクベス」の稽古を見に行かせてもらった。
約10年前、グローブ座がまだシェイクスピアの作品を上演していた頃、海外担当で1年ほど働いたことがあり、そこでシリーズ公演していた、’子供のためのシェイクスピア’。

初めて見たときの感動、忘れません。

10年後、縁あり稽古を見させてもらい。

子供のため・・・つまりは大人のため、でもある。

15年間、演出されてきた山崎清介さん。自らも出演しながらの演出。
めっちゃ尊敬します。

役者の数8人。
配役の数、多数。

想像力使いたくてうずうずしてる人、是非とも観てください!

7月18日より紀伊国屋サザンシアターにて。

詳細:

2009-07-02

さよなら ピナ good bye pina bausch



















またしても、ショックな死が。
大好きなドイツの振付家でありダンサーでもあった、ピナ・バウシュが昨日亡くなった。

大好きだった。

30日の夜、友人からメールが来てて、ピナの死を知った。

最も大好きだった舞台芸術家・演出家の一人でした。

僕が大野一雄氏のもと舞踏を勉強していた頃、ピナと彼女の舞踊団が稽古場に遊びに来て以来、日本に来る度に、稽古を見せてもらったり、本番に招待してもらったりしていた。

昨夜は夜の12時をまわっているにもかかわらず、大野先生宅に電話。彼女の死を伝え。


4年前、ヨーロッパでの芝居の仕事の帰り道、そのとき一緒に仕事をさせて頂いたヨシ笈田氏の好意に甘え、彼が住むパリにアパートに数日居候させてもらった滞在中に・・・

ピナが新作を発表するという情報をゲット。調べてみると、明日初日!みたいな。
ダメもとで、その劇場まで足を運び、明日のチケットいちま・・・くらいまで言いかけたところで、まるで目の前でシャッター閉めま〜す、みたいな感じで、’売り切れです’と。’どうかお引き取りください’ くらいの勢いで、案の定 ソールドアウト。

そりゃそうだよな、なんて思いながら、劇場となりのカフェでお茶(ビール)を飲み・・・
パリ、右も左もわかんねぇよと思いつつ、かっこつけてると、顎がはずれる勢いで、となりの席にマルボロ片手にピナ参上。

右も左もどころか、上も下もわからなくなるほど、うわぁ、どうするべ、と。

結局、ビビったまんま声もかけずに退散。

しようと思ってる脳と真逆の行動に。

すたすたと近寄り、’東京で大野先生のところで会ったケンジローです、覚えてらっしゃいますか、是非新作観たかったんですけど、チケット、ソールドアウトみたいで・・・’ と、多分、かなり早口で、背中に冷たく流れる汗を無視して、まくしたてて。

そしたら、

’おぼえてます、ちょっと待ってて。’と英語で僕に話してくれ、マネージャーの人に、ドイツ語で何か話しかけ、’ひとまず楽屋口で待ってて’と言われ。

前から8列目、ど真ん中の席のチケットを手渡され。

’では劇場で’ と また稽古に戻って行くピナ。 煙草を片手に。

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ホントにホントに大好きなアーティストでした。

Danke Pina.

Dance in peace.

好きだった人も、観たことない人も是非、動画でしか見れない映像を・・・


演出/振付 代表作



ダンサーとしてのPina



those who want to see more
go youtube
and 
type
pina bausch







2009-06-29

今夜TBSに出演します

日にち変わって6月29日(月)。

今夜9時より放映されるTBS月曜ゴールデン「世直し公務員 ザ・公証人8」に刑事役として出演しています。

毎度ながらのギリギリの告知。

よかったら見てください。

犯人追いかけてます。

2009-06-27

three legged dog 三本足の犬














next performance

in august

by eloyrojas

somewhere
in yurakucyo

called

三本足の犬

eatrip



















旧友でもある音楽家・青柳拓次と、画家・広河民と、二人の娘、マレンちゃんが出演している映画、eatrip。食の旅。食を旅する。人を良くすると書く、食という行為。

http://eatrip.jp/

先々週、この映画の監督でもある野村有里さんにも偶然会った。目がキラキラして、声がハキハキした人だった。

「食べる」ことが本気で好きな人、是非観てほしい映画。他には浅野忠信さんやUAも出演してます。とは言いつつ、恵比寿での上演はもう終わってしまい・・・。10月にまた恵比寿でやるそう。











お腹の空く映画です。

青柳たっくんの音楽がホントよかった。サントラ出ないかな?











予告編:

good bye michael















朝起きて目にしたニューヨークの友人からのメール、RIP (Rest in Peace) Michael Jackson、と。
一瞬頭が混乱する。身内の死を知るのとも、有名人の死をニュースで知るのとも何か違う感覚。10代だった頃、当たり前のようにマイケルはそこにいた。当たり前のように学校の廊下で、ムーンウォークやスリラーの真似をした。あまりにも当たり前にそこにいたので、影響受けました、とか、憧れてました、とかってことばでくくれない。なんだか、変な言い方だけど、実在した人の死の感覚とは違うと言ったらいいのか。

究極のアイコンだったな。歌も踊りも次元を超えてたな、それをマイケルだからと当たり前に見てたな。

いつも失ってから気づくんだな、これが、当たり前のことなんて何もないことを。

彼は言ってたな、

I said you wanna be startin' somethin'
You got to be startin' somethin'


Rest in Peace.

2009-06-26

友人

昨夜、親友・ジャコメッティと飲んだ。




















なんつって、メンズ・ブランド、ジャコメッティの永澤氏と飲んだ。

親友なんつってことばを使うのはなかなか恥ずかしいと思っていたし、かっこつけてしまえば、なかなか使えねぇだろってことばなんだが、ようやく親友とはなんぞや?みたいなことがわかってきたので、堂々とそう呼ぼうと思う。

楽観性だけでなく、出来れば見せたくない悲観的な部分を語り合え、一緒に誰かの飲み会に顔つっこみ、馬鹿をしでかし、一番熱く語り出し、創る=生きる、そのもがきや興奮を分かち合える人間。

「悲観は感情に流されているとき。楽観は意志を持ってるとき。」

「どうなるか? ではなく、どうするか」

「あれ、今の社会どうなっちゃってんの? っつうことは、創る仕事って、それとは違う、社会を創れるってことだよね。」

「エコ大事!って本気で謳うなら、ジャンクなものを提示したりとかね。」

「東京の電車って、何でも言ってくれるもんね、傘忘れないように、携帯の電源切るように、席譲るように、次とまる駅名から、乗り換えの時間とかもさ。ぜんぶ言ってくれる。外国じゃぁ言ってくんねぇもんな。だから、それはそれでありがたいんだけど、自分でモノ考えなくなるよね・・・」

とある屋上ビアガーデンにて。

そして、もう一人、俺が親友と呼べる人間。ニューヨークに住むポール, Paul Bargetto。






いつか一緒に作品を創りたいと思っている、大学時代を共に過ごし、二人でサンフランシスコの町をサルに扮して歩いた親友。

彼から今日メールが来て、今年で3年目となる演劇フェスティバルを開催する、と。



















「やってる、やってる!」とこころから嬉しく思う。しかもポスターが超かっこいい。
ニューヨーク在住者、俺の代わりに行ってちょうだい!!

そして最後にパリに住む友より:

世界は繋がっているよ!と。






2009-06-20

the wrestler


















映画・レスラーを観てきました。

ミッキー・ローク主演。高校に通ってた時分に憧れた俳優。

ランブル・フィッシュ、ナイン・ハーフ、そしてエンジェル・ハート。
エンジェル・ハート観たときは、顎はずれたな。映画館からの帰りに新宿のロッテリア行って、ファンタアップル片手に、一緒に行った友人たちと語り明かしたのを覚えています。

世間も俺も、言っちゃってました、今度の映画は、まるで彼の人生そのもの、この映画で復活!みたいな。
正直、反省してます。確かに世間で言われている、彼の人生に近いものがあるのかもしれないけど、実際には彼の人生を全く知らない訳で、やはり映画そのものを彼の人生になぞってみるのは失敬なわけで。

ミッキー・ロークもマリサ・トメイもスクリーンの中で、めっちゃ生きてました。

彼らがどう生きてきたかは、知る由もありません。
でも、きっと俳優という職業は、その人間の生き様がもろに反映する職業かもしれません。
いや、もしかしたら、どんな職業でもそうなのかもしれませんな。


この映画、必見です。各々の立場で各々なりに共感できるところ、きっとあると思います。
いい映画やいい本って、自分にはわかる、みたいな共感できるところがあるものなのでしょう。

「自分にはわかる。」

一つの作品を通して、そう言ってる人が多いとすれば、「自分にはわかる」が自分だけでなく、共通性のあるものになるわけで、「自分だけじゃないんだ」になって、いくのかも。