2011-12-14

ろうそくのあかりと 音と コトバと



















ご無沙汰してます。ウクライナぶりです。その後、ひと月関西エリアにて小学生と中学生と、劇団銅鑼の芝居「ハンナのかばん」のワークショップをしてきまして、イスラエルに行って、演劇の国際見本市を観に行ったりなどしてまして。。。


長岡の旅に始まり、イスラエルまでの約4ヶ月間、数えてみるとウチにいたのは2週間チョイ。
怒濤の日々に感謝です。いろんなことがあったので、そのいろんなことについて書きたいなと思いつつ。。。とりあえず今はウチで料理してます。


さてさて、7月に丸の内カフェでやらせてもらった「オトコトバ」


http://otanikenjiro.blogspot.com/2011/07/blog-post.html


の第二弾をやります、


ろうそくのあかりのなかで。


今回も高田漣クンと。


IID 世田谷ものづくり学校の Candle Market 2011 にて。
http://www.r-school.net/2011/12/iid-candle-market-2011-1.html


過去に起きてしまったもの 
現在に思うこと
ほんでもって未来は?  を ことば に。




ーーーーーーーーーーーーーーーー (以下、サイトから抜粋)


キャンドルナイト・明かりの朗読会「オトコトバ」
俳優の大谷 賢治郎さんと音楽家の高田漣さんをお迎えして、児童書から自ら日本語に訳した海外文学などを取り上げ、日本語の「コトバ」と「オト」による、小さな朗読会を開催します。

オトコトバ

ことばを音にするということ。
それはまるではじめて口にする食べ物を味わうかのよう。

ことばを耳にするということ。
それはまるではじめて想像する世界を思い描くかのよう。


オトコトバ
それは想像をくすぐる美しいことば。 

otokotobapro.jpg

場所:IID マルチプルスペース
時間:18:30-20:00
入場料 : 500円 (Candle Market 2011 夜の部 の入場料です。)出演:大谷 賢治郎(俳優 / 演出家)、高田漣(音楽家)
企画:stillwater

2011-10-24

ウクライナの写真たち


キエフのホテルから見た朝日。


キエフ空港のシャトルバス。


キエフ空港のホテル。


誰かいませんか?


ひとまずボルシチとビール。


地下鉄への階段。




30年前の近未来。


チェルノブイリに向かった車輛たち。


チェルノブイリに向かった救急車のベッド



キエフの午後。


そりゃ撮りますよ!


チェルノブイリ博物館。


宝物の船


We can not repeat this.


みつけた、Wi-Fiスポット。


蠍座、俺は魚座。


祈りのまえのひととき。


俺の部屋。


スーツケースは厳重にパッキング。


街で奏でられるモーツァルト


ザ・ウクライナ


まちかど




ウクライナの飛行機。


ウクライナの若者たち


会議のあいまの休憩。


書類確認。


ウクライナと言えば、やっぱ寿司でしょ。


通訳三つ巴


国際交流とは。


Japanese trio


調子に乗るな、おれ!


最後の晩


事務局長!


メキシコと日本の接近


なぜだろう、地元の若者と・・・

2011-10-10

チェルノブイリから福島へ






















桜の枝 - 煙の美女




この枝に歩み寄って、
優しく抱きしめる、
チェルノブイリから
よろしくと伝えておく。
桜が息で返事する。
全世界が悲しみに暮れ、
皆が心配になり、
祈りが天国まで響く。
その中にわたしたちの声:
私たちはあなたと共にいる。
桜 − 私たちの姉妹。
傷が癒されるように
祈りを捧げている。
あきらめないで!
あなたの兄弟、




キエフの栗の木より



−チェルノブイリ博物館にて綴られていた福島への詩。


桜と栗は兄妹。
日本にたくさん桜があるように、ウクライナにはたくさんの栗の木があった。



2011-09-25

おもろい一日 成田空港にて。


ウクライナに行くためにヘルシンキへの飛行機に。

乗るはずだった。

機械整備のアナウンスで、昼食券が配られ。

ー−−−−−ー

まぁ、そんなこんなで今日は成田空港近くの日航ホテルに滞在することに。いやぁ、面白い経験をした。

「機械整備のため、情報をつかむまでお待ちください」

情報をつかむって何だ?!?!?! から始まり、

「ただいま部品を取り寄せております』に至り、、、取り寄せる???? From where?



カウンターからのアナウンスからの前に、空港放送で

「フィンランド航空74便は・・・欠航になりました」
と。



カウンターのスタッフもあわあわ。
待ってた人は騒然。
どこかのツアコンダクターは走り回り、なぜかお菓子を配って回ってた。

「予期せぬ事態」の一幕でした。

こういうときの日本人はホント冷静だね。なぜかみんな笑ってた。

その後もスタッフの指示で、搭乗口に案内され入っていくと、その道が到着口へと繋がってて、入国手続きカウンターへ。
出国もしてないのに入国。パスポートにスタンプ押され。
荷物をピックアップし。。。すごいスムーズな流れ。
一応税関も通り、免税品確認され。

出てみると、そこまではまだ準備が整ってなく、みんな途方に暮れていた。

しばらくしてスタッフが走ってきて、
「フィンランド航空73便の乗客の方は33番のバス乗り場から日航ホテルへ」と。

いやいや74便でしょ、と思わずつっこむ俺。

バスに乗せられホテルに。不安そうな顔や、ワクワクしてる顔や、落胆してる顔や、いらついている顔や。



ようやくホテルの部屋に落ち着く。
カーテンを開ける。目の前に空港。

ビールの栓を開ける。

夜景が楽しみだ。。





2011-09-17

「この空の花」撮影の日々徒然 

長岡から帰京。

約ひとつきの滞在。

大林宣彦監督の作品「この空の花」の撮影。

俳優としても参加させてもらいつつ、現場での仕事をさせてもらいつつ。

濃い日々。
振り返るとマトリックスのような別次元での現実が。

お疲れさまでした。



8月18日。こんな風景から。日本の原風景がありました。


着いて二日後に既にお別れが始まりだしてた。僕は撮影始まって3週間後からの参加だったから。
青森の一輪車クラブ。数日しか一緒にいれなかったけど、純粋と技術の高さが混在してた。


僕らの肩書きはクルークラッカーズ。俳優3人組で、現場の諸々も手伝う集団。
着いて3日目ぐらいだったかな、長岡のうまい酒で親睦会。


最初の撮影休み。長岡出身の友人から情報を得て、ひとりふらりと。


帰りちゃんと帰れるかまずは時刻表を写メしてる俺。


着いたところは朝日酒造。蕎麦と酒。
最高の組み合わせ。
まだこの先に何が待ち構えてるか知らない頃。


昔の酒蔵。


ホテルに戻ると日々スケジュールが。
えっ、明日俺出演になってる。

翌朝に台詞をもらう。

役どころは南相馬から長岡に避難してきた高校生と話をふらりとする酒屋のお兄ちゃん。
長岡入りする前に南相馬から帰ってきたばかりだったから、いろんな思いを巡らせながら演じた。


山古志。美しい。また日本の原風景に出会う。錦鯉の育てている棚の池。


コインランドリー。アメリカにいたときのことや、海外の空港で待ってるその感覚を思い出してた。


空を見上げ始めるようになっていた。深呼吸。


地元のお祭りの夜。空も燃えていた。


いよいよシベリア抑留兵になる準備。
ばさりと髪を切り落とす。


また空を見る。ホテルの部屋からみた日没。
2つの生命会社に挟まれて。


クラッカーズの松兄とコインランドリーに。


栃尾の山奥で見つけたご神体。


その横で見つけた夫婦杉。すごいパワー。
長岡の山の中で見つけた宇宙空間。


棚田が美しい。


空と田んぼが空間を分かち合ってる
感覚。


蛙は灰皿の上、じっとしてる。


またランドリー。撮影の濃い日々でなかなか写真撮れてないから、ふとすきま風が通っている時の写真ばかり。


見るがまま、の場所。実際にここに人が住んでいたなんて、と思いつつ。


クラッカーズでよく足を運んだチャンポン屋さん。チャンポンも皿うどんもマジうまかったな。夜遅くに唯一やってた店。行くと酒をごちそうしてくれる。


もう一人のクラッカーズメンバー。抑留兵になっていく。。。夫婦かってみたいに二人で動くことが多かったな。最高のパートナーでした。


シベリア抑留の撮影前。


ほかの抑留兵たち。マイナス40度のシーンを真夏の河川敷でやるわけで、汗をかいてはまずいからとマイクロバスの冷房のなかで。


長岡空襲のときに多くの人が逃げてきた、平潟神社での撮影。これ午前2時。


エキストラで来ていた2歳になる男の子。爆睡。
こんな小さな子が空襲の犠牲になったのかと思うと。。。

大人が始めた戦争も、大人が始めた原発も、犠牲になるのは子どもたち、なんてこと考えてた。


さらりとこんな高い一輪車に。


クレイジーキャッツの犬塚弘さんと。このシーンは楽しかったな。


怒濤の日々のなか、見つけたねぎらいのお酒。



クランクアップの日。午前2時に撮影終了。
部屋に戻り、語っているうちに朝日が上ってくる。なんだか感無量。


そして東京に戻る前の最後の〆は長岡なのに尾道ラーメン、七鐘屋さん。
最高に美味かった。

ホントに色んなことがあったのだけど、あまりにも濃い日々だったので、数少ない撮った写真から振り返りつつ綴りました。

この空の花に 感謝。